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ゼロ年代の想像力 宇野常寛・著 / 『武器としての決断思考』瀧本哲史・著 [読んだ本]

ゼロ年代の想像力 宇野常寛・著

『DEATH NOTE』、『恋空』、『ALWAYS 三丁目の夕日』、
宮藤官九郎、よしながふみ、平成仮面ライダーシリーズなど
サブカルチャー批評を通じて、「大きな物語」のない
ゼロ年代の流れをまとめて描いています。

「格差・郊外・ナショナリズム、激震するゼロ年代に
 生まれた物語たちの想像力は何を描き、生み出してきたのか。
 時代を更新するサブ・カルチャー批評の決定版。」
 
と言うことで、「たまには読んでみるか」と思い書店で手に
取った作品です。

思想とか、評論、という物の面白さは体験できますが、
いかんせん文章が難解で、時に考察がマニアック過ぎて
読むのにかなり時間がかかってしまいました。

例えば平成仮面ライダーの一作品である「仮面ライダー龍騎」を、
「新世紀エヴァンゲリオン」で提示された「引きこもり」から
「サヴァイバル」へと時代の空気が変わった象徴、と
捉えた論評など、時に「ほーっ」と感心する論が展開されて
います。

年に一冊ならこういった思考系の作品を読んでみるのも
悪くないな、と思いますが、決して万人向けのものでは
ありません。


『武器としての決断思考』瀧本哲史・著

こちらは、新書で読みやすく、通勤時間を使った2日で読めた
作品です。

著者は瀧本哲史氏。

マッキンゼーを経て独立し、いくつかの会社を経営するかたわら、
エンジェル投資家としても活動する人物で、現在は、京大で
「意思決定論」や「起業論」「交渉論」などの授業を担当し、
人気No.1若手教官として活躍中の方です。

本書で著者は、「情報過多」「先行き不透明な時代」に、
自分で考え、自分で決めるための技術を講義形式で伝授してくれます。

知的武装のための一冊。

社会に出で日が浅い、若い人ほど読むと効果がでる内容だと思いました。

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リベラルアーツとは、意訳すると「人間を自由にするための学問」
なのです

東日本大震災の際、新宿駅でタクシーの列に500人以上の
人間が並んでいる光景を見て私は心底驚きましたが、
自分で答えを出せるようにならないと、本当に行列に10時間並ぶだけの
人生になってしまいます

論題は―
1.二者択一になるくらい具体的なものを選ぶ
2.議論に値するものを選ぶ
3.明確に結論が出るものを選ぶ

個別の事例から一般論を説明するのが帰納の考え方ですが、
いちばんよく見かけるのが、都合の良い事例、偏った事例だけを
集めてしまうことです

注意しておいたほうがいいのは、発言で強調されているポイントは
実は重要でない可能性があるということ。
どういうことかというと、たとえばIR説明会で、「我が社は3年連続、
売上40%アップです」と言っていたら、「売上」ではなく「利益」が
問題なときがあるということです
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ゼロ年代の想像力 (ハヤカワ文庫 JA ウ 3-1)

ゼロ年代の想像力 (ハヤカワ文庫 JA ウ 3-1)

  • 作者: 宇野常寛
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/09/09
  • メディア: 文庫



武器としての決断思考 (星海社新書)

武器としての決断思考 (星海社新書)

  • 作者: 瀧本 哲史
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/09/22
  • メディア: 新書



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